2025/12/10 09:30

冬が近づき、街は鮮やかなイルミネーションで彩られる季節になりました。

 

家族や友人、恋人とのおでかけで出会う光の景色は、ぜひ写真に残しておきたいもの。

 

でも、いざスマホで撮ってみると「街の光が白く飛んでしまう」「ピントが合わない」「思ったより暗い」といった悩みが出てきがちです。

 

 

そこで今回は、誰でも簡単に実践できるスマホでイルミネーションを綺麗に撮る5つのコツをご紹介します。

 

特別なアプリや機材は不要。

 

ほんの少し意識するだけで写真のクオリティがグッと上がります。

 

この冬の思い出づくりに、ぜひ活用してみてください。

 

 

 

 

1. 明るさ(露出)を自分で調整する

 

 

イルミネーション撮影で最もよくある失敗が「光が白飛びしてしまう」こと。

 

スマホの自動調整任せにすると、暗い夜景に合わせて明るさが勝手に上がり、イルミネーション部分がぼんやりしてしまいます。

 

 

対処法:画面をタップして、露出バーを下げる!

 

撮影時に光の部分をタップすると、露出調整のバーが出てきます。

 

これを少し暗めに調整すると、光の輪郭が鮮明に写り、立体感が生まれます。

 

ポイント:

 

明るさは「少し暗め」を意識

 

光の色(青・黄色)がしっかり出るように確認

 

撮影前に何度かタップしてベストな明るさを探す

 

 

 

 

2. 手ブレ対策として脇をしめる+連写を活用

 

 

夜景撮影では、シャッター速度が落ちやすいためブレが起こりやすくなります。

 

そこで大切なのが 「身体を固定すること」。

 

 

安定させるコツ:

 

両脇を軽くしめてスマホを構える

 

壁や手すりに肘を置く

 

可能なら、スマホを地面やベンチに置いて撮影する

 

 

さらにおすすめは 「連写機能(バースト)」。

 

ブレが少ない1枚をあとで選べるので、とても便利です。

 

特に風が強い日や混雑している場所では重宝します。

 

 

 

 

3. 光の前ボケ(玉ボケ)を取り入れる

 

 

イルミネーション写真を“プロっぽく”見せたいなら、前景にぼかした光を入れる「前ボケ」が効果的。

 

スマホでもカメラのような雰囲気が簡単に出せます。

 

 

やり方はとても簡単:

 

イルミネーションの前に小さな光源(木のライト、ガーランド、街灯など)がある位置を探す

 

手前の光にスマホを近づける

 

奥のメインのイルミネーションにピントを合わせる

 

 

すると、手前の光が丸い玉のようにぼけて写り、美しい写真になります。

 

前ボケはクリスマスマーケットやツリー周辺など、光が多い場所で特に効果的です。

 

 

 

 

4. 人物を撮るときは後ろの光を意識

 

 

イルミネーションの主役は光ですが、せっかくなら一緒にいる人も素敵に写したいですよね。

 

人物撮影では、背景の光の配置が重要になります。

 

 

綺麗に写すポイント:

 

人物の後ろに光の帯や大きなイルミネーションを配置

 

顔に光が当たる場所を選ぶ(屋台や店の灯り、看板の反射光など)

 

夜景モードやポートレートモードを活用

 

 

スマホのポートレートモードを使うと背景の光がぼけて、より幻想的な雰囲気になります。

 

ただし、暗すぎると人物の輪郭が不自然になるので 顔に最低限の光 を当てるのがポイントです。

 

 

 

 

5. 色味を整えるために軽く編集する

 

 

イルミネーションは光の色が決め手。

 

撮った写真を見返すと、

 

「なんだか黄色っぽい…」「青みが強すぎる…」

 

と感じることもあります。

 

そんなときは、スマホの標準編集機能でOKなので 色味(ホワイトバランス)を微調整 しましょう。

 

 

おすすめ編集ポイント:

 

「彩度」を少し上げると光が鮮やかに

 

「ハイライト」を下げると光の輪郭が引き締まる

 

「シャドウ」を上げると暗い部分が見やすくなる

 

「暖かみ(色温度)」を調整してイルミの雰囲気を忠実に再現

 

 

編集は“やりすぎない”のがコツ。

 

元の色を壊さない程度に、ほんの少し調整するだけで見違える写真になります。

 

 

 

 

【まとめ】

 

 

イルミネーションは冬ならではの美しい被写体。

 

スマホでも、コツを押さえるだけで驚くほど綺麗に撮れます。

 

 

今回の5つのポイントは以下の通り:

 

露出を自分で調整して光を飛ばさない

 

脇をしめて連写で手ブレ対策

 

前ボケを使って雰囲気たっぷりに

 

人物は背景の光を意識して撮る

 

撮影後の色編集で仕上げを整える

 

 

この冬、大切な人とのイルミネーション撮影がより楽しいものになりますように。

 

ぜひスマホ片手に、光あふれる街へ出かけてみてください。