2025/08/12 09:00
夏だ!キャンプだ!写真撮るぞー・・・虫が出た!!!!!
前回のブログに登場した、蚊、アブ、ブユ、マダニの吸血四天王に邪魔されず
撮影を楽しむにはどうすればよいのか?
まずは敵を知りましょう!
吸血四天王が獲物を見つけるための共通要素
二酸化炭素(呼気)
呼吸するたびに排出される二酸化炭素に誘引されます。
高めの体温
人の体温は虫にとって格好のターゲットです。
汗や体臭
汗に含まれる乳酸や、人特有の体臭に引き寄せられます。
黒や濃い色
濃い色の服は熱を吸収しやすく体温を保持してしまう。
また昼夜を問わず吸血性の昆虫は濃い色に誘引される傾向にあります。
うわー、全部当てはまるじゃん・・・
それはさておき、上記を踏まえて対策を実践してみましょう!
白っぽい服を着て、呼吸を浅くして、体温を低く保ち、汗をかかない・・・
無理でした。
すいません、真面目にやります。
呼吸、体温、発汗はどうすることも出来ません。
なので吸血四天王が嫌がることをして近寄らせないようにします。
汗っかきカメラマンの防虫対策
基本はこれ!虫よけスプレー&ジェルを賢く使う
市販の虫よけアイテムは、有効成分に注目して選びましょう。
ディート
多くの虫よけスプレーの主成分で、蚊やブユ、アブなどに効果があります。
濃度が高いほど効果が長く続きますが、肌への刺激も考慮して使い分けるのがポイントです。
イカリジン
ディートに比べて肌への刺激が少なく、小さなお子さんでも安心して使えます。
防虫効果はディートと同等で、ディートが効くほとんどの虫に効果があります(ハチは除く)。
ハーブ系
ユーカリやシトロネラなどの天然成分由来で肌に優しいですが、効果の持続時間は短めです。
他の対策と併用するのがおすすめです。
また、使い方も重要です。
汗をかいたらこまめに塗り直すこと。
特に首筋、腕の内側、足首といった汗をかきやすい部分は意識して塗り直しましょう。
ジェルタイプやシートタイプは汗で流れにくいので、夏場には試してみる価値があります。
服の上からスプレー(洋服用防虫スプレー)
服の上からも軽くスプレーすることで、付着している虫の侵入を防ぐ効果が期待できます。
但し生地の変質や変色などには気を付けましょう。
撮影場所を選ぼう
蚊は水辺で繁殖し茂みに潜んでいます。
出来る限りそういった場所からは距離をとって撮影する方が良いでしょう。
物理的に防御!
これが究極の対策でしょう。
肌を露出させない・・・確かにそうなんですけど、日本の夏に長袖・長ズボンは無理があります。
撮影中に倒れちゃいますよね。
夏の暑さにも有効な長袖・長ズボン選び
高機能ポリエステルなどの化学繊維
吸湿速乾性、通気性、軽量性に優れています。
すぐに乾き、肌に張り付きにくい。
主にアウトドアブランドやスポーツブランドの製品が多いです。
麻(リネン)
天然素材で通気性が良く吸湿性も高いです。肌離れが良くさらっとした着心地です。
綿麻混紡
綿の柔らかさと麻の通気性の良いとこ取りをした素材。
薄手のメリノウールなど
吸湿性・放湿性が高く、体温調節機能に優れています。抗菌防臭効果も高く、汗をかいても臭くなりにくいのが利点です。
ただし高価です。
虫除け加工ウェア
近年、繊維自体に虫が嫌がる成分を練り込んだ「防虫加工ウェア」も増えています。
これらの製品は、衣類自体が虫を寄せ付けない効果を発揮します。
ただし、洗濯を繰り返すと効果が薄れる場合があります。
またテント用に虫よけと撥水加工を一緒にしたスプレーもあり一定の効果が望めます。
ちなみに私は高機能インナー(長袖)に吸湿速乾性のTシャツ、大きめ防虫カーゴパンツ、イカリジン系スプレー、防虫撥水スプレーで加工した帽子などで装備を固めています。
それでも刺されるときは刺されます。
そんな時は我慢せず市販のかゆみ止めを使用して極力さわらないようにします。
腫れがひどい、広がる、発熱などの症状がでた場合は医療機関を受診しましょう。
最後に
夏の野外撮影は、魅力的な瞬間にあふれています。
しかし虫によるストレスで集中力が途切れてしまっては納得のいく写真は撮れません。
今回ご紹介した対策を参考にあなた自身の「虫よけ戦略」を立ててみてください。
しっかりとした対策は快適な撮影環境を作り結果としてあなたの作品のクオリティを高めることにも繋がります。
基本的な熱中症対策もお忘れなく。