2025/08/05 09:00
皆さん、こんにちは!
先日、若かりし頃に撮影したキャンプの写真を見ていたんです。
その中に、不思議な写真を見つけました。
みんなで集まって記念写真を撮ろうとしているみたい・・・なんですが、
なんか顔がやけに焦っているし、バラバラの方向を見ている。
写真の中の仲間たちは今にも走り出そうとしている。
最初は首を傾げました。
じっくり目を凝らすと、写真の隅に写り込む黒い影。
「あ!蜂だ!!」
突如あらわれたスズメバチに、慌てて逃げ出す私たち(笑)。
あの時の記憶がまざまざと蘇ってきて、思わず笑ってしまいました。
というわけで今回は夏のキャンプや撮影で遭遇した虫たちとの戦いを
虫の種類や実害の例を交えながらご紹介します。
夏の撮影に潜む、厄介な虫たちとその実害
まずは夏の厄介もの四天王を紹介しよう。
蚊(カ) : もはや夏の代名詞。
吸血によってかゆみや腫れを引き起こします。
種類は様々で、感染症を媒介することもあります。
特に、日中に活動するヒトスジシマカは厄介で、撮影中の集中力を奪われます。
以前、水辺のアジサイを撮ろうとカメラをかまえていたら、指先を蚊に刺され集中できなくなったことがありました。
虫よけスプレーなどで対策しているのですが、何かと洗う機会が多い指先は意外と狙われやすいかもしれません。
アブ : 体長が大きく、羽音がうるさいのが特徴。
噛まれると激しい痛みと腫れを伴い、アレルギー反応を起こす人もいます。
特に水辺に多く生息し、渓流での撮影時には注意が必要です。
ロッジで寝っ転がってお喋りしていると、いちばん端っこにいた友人が「痛っ!」と飛び起きた。
「どうした?」と問いかけると別の友人が「うわっ!」と飛び起きた。
原因は大量に侵入してきたアブでした。
そこから男4人対アブ10匹の戦いが始まりました。
みんなもれなく噛まれました。
ブユ(ブヨ) : 体長数ミリと小さいですが、刺されると激しいかゆみと水ぶくれを起こします。
蚊とは異なり、皮膚を噛み切って吸血するため、痛みも強いです。
刺された後のかゆみは数日続くこともあり、撮影どころではなくなることも。
私は刺された経験がないのですが、友人の話では刺されたことには気づかず、
かゆみが出て「蚊かな?」と思っていると、患部がみるみる腫れ上がり
手のひら位の大きさに拡大したそうです。
かゆみは3日間続いたといっていました。
マダニ : 草むらに潜んでおり、皮膚に食い付いて吸血します。
吸血されると数日間、体から離れないこともあり、無理に剥がすと皮膚に食い込んだ口器が残ってしまうことも。
感染症を媒介する危険性もあるため、特に注意が必要です。
マダニが吸着している、または口器が皮膚に残っている場合は医療機関の受診をおすすめします。
私は幸いにも遭遇したことはありません。
このまま会わずにいましょう。
さて、いよいよラスボスの登場です!
撮影中に遭遇した2匹のスズメバチ。
撮影の邪魔になるので近くのベンチに置いといたカメラバッグを遊び場にしてやがるじゃないですか。
いっそ写真に撮ってやろうとカメラをかまえてみましたが、結果としてシャッターを押さずに
そっとその場を離れました。
「なぜシャッターを押さなかったのか?いや、押せなかったのか!?」
この時の行動に危機回避のヒントが隠されています。
危険の察知と回避本能 : スズメバチは非常に攻撃性が高いことで知られています。
一度刺激すると集団で襲いかかってくる可能性があります。
スズメバチにとっては、カメラのシャッター音や動くこと自体が刺激となり得ます。
撮影という行為がスズメバチに刺激を与え、攻撃対象と見なされてしまう可能性があるのです。
シャッターを押さなかったのは「危険!身の安全を最優先で確保せよ」という
本能からの訴えでした。
リスクとリターンの判断 : 今回の場合ではシャッターを切ることで得られるリターンよりも、
刺されることによる身体的危害や、最悪の場合は命の危険というリスクの方が圧倒的に大きいです。
この判断は冷静かつ賢明なもので、自分を褒めたいと思います。
恐怖による思考停止 : たぶんこれが一番当てはまるでしょう。
危険なスズメバチが間近にいるという状況は正直言って怖いです。
恐怖で体が硬直し積極的に動けなかったのが幸いしたのでしょう。
最終的に「そっと離れる」という部分だけ最善を選択できています。
好意的に表現するならば「冷静さを保ちつつ危機管理能力が働いた証拠」
と言えるでしょう。
まとめ
まとめようと思いましたが、まだ虫の紹介と間抜けなエピソードを語っただけでした。
次回は虫よけ対策について具体的に紹介していきたいと思います。