2025/04/01 21:00
4月に入り、新学期、新年度など新たなスタートを切られた方も多いと思います。
新たなスタートに当たって、様々な手続きに必要なものの一つに証明写真があります。
証明写真は履歴書や資格試験の申請など、さまざまな場面で使われる重要な写真です。
第一印象を決める大事な要素だからこそ、できるだけ好印象を与えられるように撮影したいものです。
しかし、「顔が正面を向いていない」「顔の大きさが不自然」「暗い印象になってしまった」「表情が硬すぎる」といった失敗をしてしまうことも少なくありません。
特にスピード写真機(証明写真機)を利用する場合、機械の特性を理解して撮影することが大切です。
そこで今回は、スピード写真機できれいに撮影するための5つのコツを紹介します。
ちょっとした工夫をするだけで、見栄えの良い証明写真を撮ることができますので、ぜひ参考にしてください。
1. 顔の向きと姿勢を正しくする
証明写真では、顔がきちんと正面を向いていないと、不自然な仕上がりになってしまいます。
スピード写真機では椅子の高さを調整できる機種が多いため、適切な位置にセットしましょう。
【ポイント】
鏡やスマホのインカメラで、撮影前に顔の向きを確認する
あごを引きすぎない(引きすぎると二重あごに見えてしまう)
背筋を伸ばし、まっすぐな姿勢を意識する
椅子の高さを調整し、画面のガイドラインに合わせる
特に、あごの位置は重要です。あごを引きすぎると暗い印象になり、逆に上げすぎると威圧的な印象になってしまうので、自然な位置を意識しましょう。
2. 目線に注意する
スピード写真機の多くはモニターや鏡、ガラスに映る自分の姿を確認しながら撮影できます。
しかし、自分の姿に気を取られていると、レンズから目線がずれてしまうことがあります。
また、撮影するレンズの場所もがわかりにくいことがあります。
【ポイント】
撮影前にレンズがどこにあるか確認する。
モニターや鏡、ガラスに反射する自分を見ずにレンズを見る。
「正面の青い光を見てください」などアナウンス指示がある場合があるので聞き逃さない。
3. 適切な顔のサイズとバランスを保つ
証明写真では、顔のサイズが大きすぎたり小さすぎたりすると、バランスが悪く見えてしまいます。
スピード写真機では画面にガイドラインが表示されることが多いので、これを活用しましょう。
【ポイント】
顔が枠いっぱいに大きくなりすぎないように注意する
適度な余白を持たせる(頭の上に少しスペースを残す)
目の位置が写真の中央あたりに来るように調整する
画面のガイドラインに従って適切な位置をキープする
証明写真の規格は用途によって異なりますが、一般的には「顔の長さが写真の60~70%程度」とされています。バランスを意識して調整しましょう。
但し、パスポート用の写真の規格は、タテ4.5㎝のうち3.2~3.6㎝が顔の大きさとなるため、顔の長さが写真の約70~80%と、他の証明写真と比較して顔が大きくなります。
4. 柔らかい表情を作る
証明写真では、表情が硬くなりがちですが、少し工夫するだけで柔らかく自然な印象を与えることができます。
【ポイント】
口角を軽く上げる(無理に笑わず、ほんの少し)
目を優しく開く(見開きすぎず、自然な状態を保つ)
撮影前に軽く深呼吸し、リラックスする
撮り直し機能を活用し、納得のいく表情になるまで撮り直す
口角を軽く上げるには、口を閉じた状態で舌を前歯の裏にあてると自然に口角が上がります。
また、スピード写真機では撮影後に撮り直しが可能な機種が多いので、表情が硬くなってしまった場合は撮り直しましょう。
5. 服装や髪型を整える
証明写真では、服装や髪型も印象を左右します。フォーマルな場面で使うことが多いため、清潔感のあるスタイルを意識しましょう。
【ポイント】
襟付きのシャツやジャケットを着るときちんとした印象になる
髪は整えて、目にかからないようにする
メガネをかける場合はレンズの反射に注意する
必要以上にアクセサリーをつけない
特にメガネをかけている人は、レンズの反射で目が見えづらくなることがあります。撮影時にあごを引いたり、しっかりかけなおしたりして、少し角度を調整するか、反射しにくいレンズを使用すると良いでしょう。
まとめ
スピード写真機で証明写真をきれいに撮影するには、以下の5つのポイントを意識することが大切です。
顔の向きと姿勢を正しくする(椅子の高さを調整し、画面のガイドラインに合わせる)
目線に注意する(撮影するレンズを見る、機械のアナウンスなど案内に従う)
適切な顔のサイズとバランスを保つ(画面のガイドラインを活用し、適正なフレーミングをする)
柔らかい表情を作る(リラックスし、撮り直し機能を活用する)
服装や髪型を整える(清潔感のある服装と整った髪型にする)
ほんの少しの工夫で、証明写真の仕上がりは格段に良くなります。
これから証明写真を撮る予定のある方は、ぜひ参考にしてみてください。