2024/12/03 09:00
2024年も12月に入り、年賀状を準備する時期がやってきました。
近年は、「年賀状じまい」の動きや、年賀はがき発行枚数の減少が話題となっています。
2024年発行・2025年用の年賀はがきの当初発行枚数は、10億7000万枚とのことで、2024年用の当初発行枚数14億4000万枚から約25%減となりました。
2024年10月には郵便料金の値上げもあり、はがきの料金は63円から85円になりました。
今まで通りに年賀状を送ることをためらってしまう方も少なくないでしょう。
それでもなお、年賀状は特別な魅力を持っています。
年賀状じまいをしたらお正月がつまらなくなった、という話も多く聞きます。
年に1回だけの、年賀状だけのやり取りをしている方との関係はとても大切なものです。
毎年送られてくる年賀状のなかで、目を引くのはやはり写真入りのものではないでしょうか。
子どもや家族の写真や結婚の写真、旅行先の写真やペットの写真、あるいは風景などを本格的に撮影した写真など、送ってくれた人の個性が表れていて印象に残ります。
今回はあらためて、写真入り年賀状の良さや送り方のポイント、さらに送る際のマナーや注意点についてまとめていきます。
【年賀状じまいが進む中で写真入り年賀状の魅力とは?】
1. 思い出を共有できる特別な手紙
写真入り年賀状は、縁起の良い絵柄や挨拶の文字に加えて、写真という視覚的な要素で近況を伝えられる点が魅力です。
特に家族写真や旅行先の風景、成長した子どもたちやペットの写真などは、受け取る方にも喜んでもらうことができるテーマです。
言葉だけでは伝えきれない温もりや感情を、写真が伝えてくれます。
2. デジタル時代だからこその価値
メールやSNSでの新年の挨拶が一般的になった今だからこそ、紙の年賀状はより一層特別感があります。
写真入り年賀状は、デジタルの利便性を取り入れながらも、手に取れる実物として残るモノである点も大きな魅力です。
3. 簡単に作成可能
最近は、スマートフォンのアプリやオンラインサービスを使えば、簡単に写真入り年賀状を作成できます。
写真の加工やデザインテンプレートの選択肢も豊富で、手軽にクオリティの高い年賀状が作れます。
【写真入り年賀状を送るときの注意点】
写真入り年賀状を送る際には、いくつかの注意点を押さえておきましょう。
1. 写真選びは慎重に
送り先の人々に喜んでもらえるような写真を選びましょう。
例えば、家族や子どもの写真を送る場合は、笑顔が映えるものや、思い出深い場面が写ったものがおすすめです。
ただし、過度にプライベートな写真は避けるのが無難です。
会社の上司や先輩などに対しても、家族ぐるみなど親しい関係性であれば家族との写真を送ることも問題ありません。
それほど関係性が深くない方には、家族や子どもの写真は送らないことが無難とされています。送る相手によって使い分けましょう。
2. マナーに気をつける
送り先の文化や関係性に合ったデザインやメッセージを心がけることが重要です。
親しい間柄でない相手に送る場合には、派手すぎるデザインは避たほうが良いでしょう。
また、当然ですが喪中の方に年賀状を送ることはマナー違反です。年が明けてから、寒中見舞いを送りましょう。
これも基本的なことですが、相手の名前を正しく書くこと、印刷ミスがないかチェックすることも大切です。
【写真入り年賀状を使って新年を彩る方法】
1. 年賀状にテーマを持たせる
その年の一番の思い出の写真を選ぶと、毎年の年賀状に統一感が生まれます。
毎年、旅行先で撮った写真を年賀状に使う方も多いのではないでしょうか。
「〇〇さんは去年はどこに行ったのかな?」など、送られた方の中にはちょっとした楽しみにしている人もいます。
また、毎年家族全員で集合写真を撮影することもおススメです。
自宅の前やリビングなど、毎年同じ場所、同じ並び順で撮影すると「定点観測」のような年賀状になり、テーマ性を出すことができます。
子どもの成長記録になりますし、新しい家族やペットの紹介にもなります。
2. 手書きメッセージを添える
写真と印刷されたメッセージに加えて、少しでも手書きのメッセージを添えると、より一層思いが伝わります。
「今年もよろしくお願いします」「またお会いできるのを楽しみにしています」などの一言を添えるだけで、受け取る側に温かい印象を与えられます。
また、せっかくの写真で送る年賀状ですから、写真についてのコメントも良いでしょう。
「〇〇一才の誕生日」「初めて沖縄に行きました」などの一言は、より身近に感じてもらうことができます。
まとめ
2025年は年賀状の発行枚数が減少傾向にあるとはいえ、写真入り年賀状は「特別な贈り物」としてその価値を失っていません。
写真を通じて大切な人たちに感謝や思いを伝え、新しい一年を明るくスタートするきっかけを作ってみませんか?
年賀状を送ることが以前より少なくなった時代だからこそ、工夫次第で心温まるコミュニケーションを実現できます。
今年はぜひ、あなたらしい写真入り年賀状で、新年の挨拶を彩りましょう!