2024/10/08 09:00
スマホで撮影した写真をプリントしたくなったとき、みなさんはどうするでしょうか?
いろいろな方法がありますが、目的や予算、仕上がりのクオリティ、かかる時間などに違いがあり、何が最適か迷うのではないでしょうか。
今回は、スマホで撮影した写真をプリントする8つの方法を比較して、メリット・デメリットや注意点についてまとめていきます。
どのような方法があるかを知っておくと、いざという時に役に立ちますよ!
なお、プリントの大きさは写真プリントのLサイズ(8.9㎝×12.7㎝)を基準にしています。
1. 家庭用プリンターを使用する
【目的】
自宅で気軽に写真をプリントしたい場合に最適です。
家族写真や日常的なスナップを自分のタイミングで印刷したい場合に便利です。
【予算】
プリンター本体: 10,000〜30,000円
インクやフォトペーパー代: 1枚あたり20〜50円
【仕上がりのきれいさ】
家庭用フォトプリンター(例: Canon PIXUS や EPSON カラリオシリーズ)を使用すれば、非常に高品質なプリントが可能です。
特に専用のフォトペーパーを使えば、写真館に匹敵するクオリティが期待できます。
【仕上がりまでの時間】
自宅で即時プリント可能です。数十秒から数分で1枚の写真が仕上がります。
【メリット】
(1)手軽にプリントできる。
(2)仕上がりの調整が自由。
(3)プリンターは文書や年賀状などにも使える。
【デメリット】
(1)初期投資が必要(プリンターや消耗品の費用)。
(2)プリンターのメンテナンスが必要。
【注意点】
プリンターの解像度やインクの種類が仕上がりに影響するため、高画質な写真印刷に対応したプリンターを選ぶことが重要です。
また、インクの残量や印刷設定に気を付けないと色味や仕上がりに影響を及ぼします。
使用頻度が少ないとインクがかすれるなどの印刷不良が起きることがあります。
2. コンビニプリントサービス
【目的】
外出先で急いでプリントしたい場合や、家庭にプリンターがない場合に便利です。
旅行中やプレゼントに写真を使いたいときに役立ちます。
【予算】
1枚あたり約30〜80円
【仕上がりのきれいさ】
コンビニプリント(例: セブン-イレブンの「ネットプリント」、ローソンやファミリーマートの「PrintSmash」)は、比較的高品質です。
家庭用プリンターと同等かやや上回る画質が得られますが、プロフェッショナルな写真プリントには及びません。
「ネットプリント」のプリンターは富士フイルム、「PrintSmash」はシャープです。
【仕上がりまでの時間】
即時プリント可能。スマホアプリを使って数分で簡単に操作し、その場でプリントが完了します。
【メリット】
(1)どこでも手軽にプリントできる。
(2)専用機器が不要。
(3)比較的安価。
【デメリット】
(1)大量印刷には割高。
(2)カスタマイズや色味の細かい調整はできない。
【注意点】
写真の解像度が低いと、プリント後に粗さが目立つ場合があります。
また、コンビニのプリンターは指定されたファイル形式に対応しているため、事前にデータの形式を確認しておくことが必要です。
3. ネットプリントサービス
【目的】
自宅から簡単に写真をプリント注文したい場合、または大量の写真を安く印刷したい場合に最適です。
【予算】
1枚あたり5〜30円程度。大量注文で割引が適用されることもあります。
【仕上がりのきれいさ】
「富士フイルム プリント&ギフト」や「しまうまプリント」などのサービスを利用すれば、非常に高品質な銀塩写真のプリントにすることができます。
プロ仕様の機器を使用しているため、色の再現性やディテールが優れています。
【仕上がりまでの時間】
注文から2〜7日ほどかかりますが、急ぎの場合は速達オプションが利用可能です。
【メリット】
(1)銀塩写真でプロフェッショナルな品質。
(2)大量の写真を安価にプリントできる。
(3)自宅まで届けてもらえる。
【デメリット】
(1)即日対応ができない。
(2)配送料がかかる場合がある。
【注意点】
ネットプリントはスマホやパソコンのモニターで綺麗に見えても、プリントすると粗くなることがあります。
解像度の低い写真は仕上がりが悪くなるため、高解像度の画像データを使用することが重要です。
注文時に細かいプリント設定を確認し、印刷ミスがないように注意しましょう。
4. 写真店でのプリント
【目的】
ネットで注文することに不安がある場合は写真店で直接プリントを依頼しましょう。
特別なイベントの写真や、アート作品のように高品質な仕上がりを求めたい場合におすすめです。
【予算】
通常の写真のプリントは、1枚あたり50円~80円となります。
大判サイズは1枚あたり数百円〜数千円です。高級感がある特別な写真用紙を使用すると高額になります。
【仕上がりのきれいさ】
「カメラのキタムラ」や「コイデカメラ」「ヨドバシカメラ」などの写真店では、専門の機器を使って高品質の銀塩プリントが可能です。
特に色再現やシャープさが際立ち、作品やプロジェクト向けにぴったりです。
クリスタル調やマット調など紙の種類を選択することができます。
【仕上がりまでの時間】
通常の写真は30分から1時間から。
大判写真は数日から2週間程度。
【メリット】
(1)プロフェッショナルな品質で、大判プリントにも対応。
(2)店員のサポートが受けられる。
【デメリット】
(1)比較的高額になることが多い。
(2)一部店舗では仕上がりまでに時間がかかる。
【注意点】
写真店では、正確な色味を求めるためにはサンプルプリント(色見本)を用意して依頼するなど、スタッフによく相談して最高のプリントを仕上げて貰いましょう。
5. スマホ用写真プリントアプリの利用
【目的】
簡単にスマホから直接写真をプリント注文したい場合に便利です。自宅やオフィスで手軽に使えます。
【予算】
1枚あたり10〜50円程度。
アプリによってはフォトブックやカレンダーなども作成可能です。
【仕上がりのきれいさ】
「しまうまプリント」「vivipri」や「ALBUS」などのアプリを使えば、十分に高品質な銀塩写真の仕上がりが期待できます。
【仕上がりまでの時間】
注文から2〜5日程度。
急ぎの場合は速達オプションが利用できます。
【メリット】
(1)スマホだけで手軽に注文できる。
(2)高品質なプリントが自宅まで届けられる。
(3)フォトブックやカレンダーなどの作成も可能なアプリも。
【デメリット】
(1)即日プリントができない。
(2)配送費がかかる場合がある。
【注意点】
アプリによっては対応デバイスが限られている場合があります。
また、プリント時の色味や解像度の確認がアプリ上でしかできないことが多いので、慎重にデータを確認してから注文しましょう。
最初は少しずつ注文して色味が好みか確認すると良いでしょう。
6. ネットやスマホから注文して写真店で受け取り
【目的】
自宅から簡単に写真をプリント注文したい場合、または大量の写真を安く印刷したい場合に最適です。
またネットだけのやり取りでは不安がある方にお勧めです。
【予算】
1枚あたり50~80円程度。
大量注文で割引が適用されることもあります。
【仕上がりのきれいさ】
「富士フイルム プリント&ギフト」や「カメラのキタムラ」「コイデカメラ」などのサービスを利用すれば、非常に高品質な銀塩写真のプリントにすることができます。
プロ仕様の機器を使用しているため、色の再現性やディテールが優れています。
【仕上がりまでの時間】
注文から最短で10分で仕上がる店舗もあります。
店舗によって時間が異なりますので自宅に近い店舗ではどれくらいで仕上がるか確認してみましょう。
【メリット】
(1)銀塩写真でプロフェッショナルな品質。
(2)その日のうちに受け取ることができる。
(3)送料がかからない。
【デメリット】
(1)店舗まで行く必要がある。
(2)一部店舗では仕上がりまでに時間がかかる場合がある。
【注意点】
ネットでプリントを注文するときに、スマホやパソコンのモニターで綺麗に見えても、プリントすると粗くなることがあります。
解像度の低い写真は仕上がりが悪くなるため、高解像度の画像データを使用することが重要です。
注文時に細かいプリント設定を確認し、印刷ミスがないように注意しましょう。
7. モバイルプリンターでの即時プリント
【目的】
旅行やイベントでその場で写真をプリントし、すぐに友人や家族とシェアしたい場合に最適です。
【予算】
モバイルプリンター本体: 10,000〜20,000円
用紙代: 1枚あたり50〜200円
【仕上がりのきれいさ】
「富士フイルム チェキ instax mini Link」や「Canon SELPHY」「HP Sprocket」などのモバイルプリンターは、サイズが5㎝×8㎝程度など小さいものが多いです。
画質は家庭用プリンターや業務用プリンターに比べるとやや劣りますが、すぐにプリントできる手軽さが魅力です。
【仕上がりまでの時間】
即時プリント可能。数十秒〜1分程度で1枚の写真が完成します。
【メリット】
(1)その場でプリントできる。
(2)持ち運び可能で、外出先でも活用できる。
(3)プリントサイズが小さく、持ち運びや収納に優れる。
【デメリット】
(1)プリントサイズが小さく、詳細な描写には向いていない。
(2)プリントコストがやや高め。
【注意点】
バッテリー切れや用紙切れに注意が必要です。
特に用紙は専用のものが多いため、使用したい時にすぐ入手できるかわかりません。
8. フォトブックを作成する
【目的】
旅行や特別なイベントの思い出をまとめたい場合や、プレゼントとして写真を贈りたい場合に最適です。
【予算】
1冊あたり500〜5,000円程度。
【仕上がりのきれいさ】
「しまうまプリント」や「マイブック」、「ノハナ」などを使えば、非常に高品質なフォトブックが作成できます。
特に高級フォトペーパーやハードカバーオプションを選ぶと、プレゼントにも最適な仕上がりになります。
【仕上がりまでの時間】
注文から1〜2週間ほどかかります。
特急オプションがあれば早めの納品も可能です。
【メリット】
(1)思い出をまとめて1冊にできる。
(2)高品質な仕上がりでプレゼントに最適。
【デメリット】
(1)レイアウト・デザインの作成に時間が必要。
(2)即日プリントはできない。
【注意点】
写真の配置やデザインに時間をかけすぎると、作成に手間がかかるので注意が必要です。
また、低解像度の写真は仕上がりが悪くなる可能性があるので、高解像度の写真を使用することが大切です。
~まとめ~
スマホで撮影した写真をプリントする方法はいろいろありますが、目的やニーズに応じた選択をすることで、満足のいくプリントを得ることができます。
【スピード重視なら】
家庭用プリンター
モバイルプリンター
コンビニプリント
ネットやスマホから注文して写真店で受け取り
【価格重視なら】
ネットプリント
スマホ用写真アプリの利用
【品質重視や安心感なら】
写真店でのプリント
ネットやスマホから注文して写真店で受け取り
【まとめたい・プレゼントしたいなら】
フォトブックを作成
もちろん、ネットプリントも高品質のサービスや業者さんがありますので上手に利用しましょう。
写真をプリントする目的や用途はさまざまだと思います。
そのなかでも「誰かにあげたい」「飾りたい」という思いは、ずっと変わらないものです。
私たちのおもいで写真デジタイズは古い写真をデジタル化するサービスです。
古い写真もデジタル化することにより、目的や用途の可能性を増やすことができます。
1枚しか無かったプリントをデジタル化して大伸ばしして飾る
お父さんのアルバム数冊をまとめてデジタル化して1冊のアルバムにまとめる
といったことができるようになります。
是非おもいで写真デジタイズをご利用ください。